諭鶴葉山にて

この週末、お花見に出かける方も多いと思いますが、
先週の日曜日、私が肝を冷やした話を聞いてください。
桜もそろそろ満開ということで家族で諭鶴羽山にでかけたのです。
話に夢中になるうちに、
国道を左折するポイントをずいぶん過ぎてしまったので、
ナビを設定し、いつもと違うルートで諭鶴羽山に向かうことにしました。
しかし車が山ではなく海に向かっている?
何気なく 目的地を諭鶴羽神社に設定したのですがそれが失敗だったようで、
ナビの案内は桜の名所、諭鶴羽ダムを通らず、
灘の海岸線から頂上の神社めがけて直行です(汗)。
少し遠回りにはなりましたが、
道中、光きらめく紀伊水道に浮かぶ沼島の絶景が見えて
「むっちゃ綺麗!道間違えてラッキー!」
「行ったことなかった諭鶴羽神社にも行けるし!」
と私達は、はしゃいでいました。
幅の狭い急な坂をひたすら進み、ようやく諭鶴羽神社に到着。
お参りをすませ、さぁこれから下山して花見じゃ!と意気込んだのもつかの間。
三原、国道方面に進んだはずが、道が砂利道に変わり、
分岐しているけど案内看板も何もない…。
下山しているはずだけど登ってる?
舗装された道じゃないからナビも教えてくれない。
道を聞こうにも野生の鹿しかいない。
私達は、花見に行けるのか?いや、そもそも帰りつけるのか?
遭難?という二文字も思い浮かべたりしつつ
車が通るとは思えないような頼りない道を不安な気持ちで進みづけると…
ようやく舗装された道路が現れ、ゆずるはダムに到着することができました。
それから花見をして、無事帰宅することができたのですが、
遭難?しかけた体験のインパクトが強すぎて
今年の桜の印象は薄いものとなってしまいました(苦笑)。
1週間たった今でも、
「今だから言えるけど刺激的だったね」
「狐につままれたみたいやったね」と家族で言っています。
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ちなみに…
帰宅してから調べたところ、
諭鶴羽山には、かつて山一帯に28もの大伽藍があり
随分にぎわっていたそうです。
神社に行くには、諭鶴羽ダムからの登山道や灘からの古道があります。
道が細いので車で神社まで行くのはお勧めではありません!
予約課 細川