随想(美しいホテルについて)
私は、辞書でよく「広辞苑」を活用します。
今回は、「美しい」について解いてみたいと思います。
「美」:1.うつくしいこと。うつくしさ。
2.よいこと。りっぱなこと。
3.味がよいこと。うまいこと。
4.ほめること。
5.知(知覚・感覚・情感を刺激して内的快感をひきおこすこと。)
「美しい・愛しい」:うつく・し(シク)
肉親への愛から小さいものへの愛に、そして小さいものの美への愛に、と意味が移り変わり、さらに室町時代には美そのものを表わすようになったそうです。
1.愛らしい
2.かわいい
3.いとしい
それでは、現代で「美しい(愛しい)」はどのように使われているのでしょうか。?
たとえばある著名人(デザイナー)が、「テーマの継続・・・」や「感動を作る為に・・・」「きっかけが次の時代を築く・・・」と証言しています。
故にこのことから、「美しい」とは、人間の心理や癒しといった心の作用が働いているだけでなく、三次元的な描写を持ち合わせていることでしょう。また人間は、「美しい海(母なる海=母胎の羊水)に心が感動し、打ち寄せる波に1/fのゆらぎを感じ、そして、心が和らぐ(精神が安心・安定の作用)のです。」
21世紀のホテルとして、当ホテルはこの「美しい感動」をお客様にご提供するために、またホテルとしての使命・役割を担い、「美しいホテル」としての「景観」「環境」「人」創りに貢献することへの必要性を見出し、「美しくお客様をおもてなし」を課題として、高品質のブランドの「美しい部屋」「美しい料理」「美しい風呂」の進化に希望を託すものでございます。
本間次郎
当ホテルからの景観